◆稽古場レポート−その1−−2000年6月のとある日。
10年ぶりに舞台に立つことになった松橋。やる気がビンビン伝わってくる。が、体がついてこない・・ようだ。まずは、ストレッチ、頭の上で右ひじを左手で押して二の腕をのばす、のだけど、松橋はなーんかおかしい。周りが手を貸してやって判明した。腕が頭の上まで上がらない!そんなことってあり?と、年?いや、問題は違う所にあるような気がするが・・・。それから早口言葉でのこと。「カエルぴょこぴょこ3ぴょこぴょこ・・・」を松橋が言うと「カエルぴょこぴょこ3ぺこぺこ」テイク2「カエルぴょこぴょこ3ぽこぽこ」松橋は、いたって真剣に取り組んでいるのだが、どうしても「ぴょこ」が連続して言えない。稽古場は大爆笑!腹筋の鍛錬になるくらい笑った。セリフのテンポも早く、舞台を駆け回る新波の芝居についてこれるかな?
◆稽古場レポート−その2−
●ダメ出しする音響
−−立ち稽古をしながら、「こんなのどう?」とか「こうくるなら私はこういくよ」なんて、みんなで試行錯誤していくのだが、その案に対して、いまいちの時『ブブー』と音響SEの富田からダメ出しが出る。(SEを入れていることはご存じと思うけど、その中の音を使って)なかなかいい場合は『ピンポーン』がくる。考え中には『チ、チ、チ、・・・』と考え中の音も入るのだ。あんまりふざけていると、切られたり殴られたりする、音でね。・・・とまぁ、こんなSEを使う芝居なのだ。
●海が渡れない
−−とある稽古日、加藤は福岡で仕事で稽古は休んだのだが、仕事の後で友人と飲んだらしい。その帰りの博多駅から電話が入った。「最終の新幹線に乗れずに小倉までしか帰れない」と。しばらくして小倉駅からの電話。「どうしよう。帰れない」と門司港までの在来線はまだあったのだが、いくら説明しても「電車はない」と言い張る酔っぱらいの加藤。その酔った頭で考えた名案、「スカちゃーん、迎えに来てー」だった。たまたまその日休肝日と飲んでいなかった中須賀は小倉まで加藤を迎えに行った。夜の12時頃のこと、次の日中須賀は仕事だというのに。いい奴だ。次の日、加藤はみんなと海で大騒ぎだった。せめて、門司港まで電車で行って迎えに来てもらえばよかったのにね。もうお騒がせな酔っぱらい。実は加藤は方向音痴で新しくなった小倉駅の中で探したくなかったのだと思う。(前回のラフォーレでの公演の時、小倉駅からラフォーレに行くのに30分かかった逸話をもっている。距離にして目の前、新幹線口から出て道路を渡ればそこって所で)
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